書評:次世代広告コミュニケーション クロスメディアからクロスコミュニケーションへ
Webのビジネスモデルがより広告モデルにシフトしていく中で、いかにしたらより広告が効果的に
機能するかということを最近よく考えます。その一つの解が、トラッキングやコンテンツ連動型広告
といったテクノロジーなのかもしれませんが、本当にそれがベストなのか、考えることがあります。
(実際、ブログのPVとクリック数のレートをみると0.5%程度だったりするので)
それよりは、個人的にはWebのブランディングと広告主のブランディングをマッチした形での
コラボレーション的な広告なり、プロモーションを手がけていきたいと個人的には感じています。
そして、本書はその考えの一環として購入しました。
サブタイトルの「クロスメディアからクロスコミュニケーションへ」が示すように、広告がプッシュ型の
マス広告から、ユーザーの共感や絆をうむような「コミュニケーション型」に変わっていくということ、
そして、その流れの中で、どのようなことを考えていかなければいけないかということについて
書かれている本です。各種統計や、図表がきれいにまとめられていて、「教科書」として非常に
うまくまとめられています。
例えば、クチコミをおこす段階を「Planning」「Seeding」「Expanding」「Retaining」とわけた上で、
どのような戦略を一般的に採用するかといったことがあてはまります。こういったことは、肌感覚では
わかっている反面、どのように整理し、まとめていくか悩むことがあるので、非常に助かります。
一方、少し残念なのは、海外を含めた事例が乏しいこと。まだまだ、マス媒体、Web媒体、
リアル生活を上手く組み合わせた事例が少ない(&同じ事例ばかりになってしまう)というのが
その理由なのかもしれません。ただ、理論的な話より、より実践的な生きた教科書をみることが
個人的には一番勉強になると思っているので、このあたりは少し残念な所でした。
その反面、まだまだこの分野には可能性が残っているということだと思うので、「はなワザ」の
展開を含め、色々試行錯誤してみたいと考えております。
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