LIVE:京都音楽博覧会レポート詳細(2):小田和正~くるり

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 Cocco終了後、少し座って体力を温存。先ほどまで晴れていたのが、少しずつ曇ってきたことに
不安を覚えつつも、はじめてみる大ベテランのステージに期待。

 そして、15分程過ぎ、歓声が起き、思わず立ち上がる。前方20m位ステージに確かにあの
小田和正さんが、サポートメンバーの方と登場。

 そして、おもむろにサポートの方を紹介しつつ、「ジャララーン」をそのサポートメンバーが生んだと
いう話を始める。「いや、ジャララーンって…あの曲だよねえ!」と内心思うと、おもむろにギターを
演奏。曲は予想通り、『ラブ・ストーリーは突然に』。サビだけでしたが、まさか聞けると思わなかった
ので、感激しました。会場もいきなりのサービスに大盛り上がり。

 そして、本編の開始。一曲目は、本人が「何匹目かのドジョウを狙って」といってはじめた曲は
「こころ」。先週終了した、「ファースト・キス」の主題歌です。

 演奏後、再びMC。すると、観客から掲げられた「還暦おめでとう」のカードをネタに話し始める。
後で調べたところ、3日前に還暦を迎えられたそうで・・・相当、驚きました。その他に、MONGOL800と
食事をしたけど、盛り上がらなくて大変だった話などをして、盛り上げつつ(MC、面白かったです)
次の一曲、CMでも良く流れていた「たしかなこと」を歌い始めました。

 しかし、観客の「おーっ」という歓声に思わず笑ってしまい、やり直し。「大御所でもこんなこと!」と
いうのが、また面白かったですが、再度、歌いなおされました。雨が次第に強くなる中の熱唱に
相当感動しました。

 そして、後半二曲は、くるりの二人を呼んでのステージ。お互いが好きだというお互いの曲を
演奏する形での共演でしたが、雨男同士の共演で雨が激しくなる中披露された、小田さんの歌う
「ばらの花」も、岸田さんの歌う「恋は大騒ぎ」も非常にインプレッシブでした。

 四曲と曲数は少なかったですが、大満足でした。

 小田さんのステージの終了後は、完全に本降りになった雨に「勘弁してくれ・・・」と思いつつ、
あらかじめ持参してきたタオルとTシャツを絞ってなんとかやりすぎしながら、次のアーティスト
ルーマニアから来たタラフ・ドゥ・ハイドゥークを待つ。

 変幻自在なジプシー音楽、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのステージは非常に面白く、手拍子たたいて
楽しんでましたが、いかんせん雨が強すぎました。最後は正直、「そろそろ変わっていただけると」と
思ってしまいました。

 そして、くるりを待つ間、とうとうお温存していたタオルとシャツを投入。幾分雨足が弱くなったことも
あり、かなり救われました。

 が、セッティング時間が正直長かったです。30分位あった気がしますが、あまりに待ちすぎて
一度観客側からは催促の手拍子が起きるほどでした。

 そして、雨がほとんどあがり、ステージ奥に少し夕焼けが見えるようになった午後6時15分頃、
くるりの二人が登場。おもむろに岸田さんがステージの前にでて、深々と一礼。雨の中待たせて
しまったコトに対するお詫びだったのか、ここまで待ってくれたことに感謝していたのか、
わかりませんが印象的なスタートでした。

  当初のメンバーは四人。くるりの二人の他は、ツアーでもサポートを行っていたキーボード等の
「カーウィン」と、ツアーとは違うドラム・パーカッションのサポートメンバーでした。(メンバー紹介で
「ボボ」さんと判明)。また、佐藤さんはいつものベースではなく、コントラバスでの演奏。

 そして、演奏開始。を曲は先ほど小田和正と共演した「ばらの花」。歓声が上がる中の演奏。
アレンジがまだ意外でした。いつもの「ばらの花」ではなく、矢野顕子さんがカヴァーしている
バージョンに近いバージョン、いつもと違うアコースティックギターとコントラバスの組み合わせも
驚きましたが、アレンジにも驚かされました。

 続く二曲目は、「ハイウェイ」でした。今年はじめに脱退した大村達身の見せ場であった間奏の
ギターソロがなかったことを少し感傷的に思ってしまったのは考えすぎだったのでしょうか?
(ついでに言うと、元メンバーが久しぶりに演奏することを期待していたのも、少し感傷的だった
かもしれません。見に来ていたかもしれませんが、そういうことはありませんでした。)

 MCの後、3曲目にうつる。ここで、現在進行している全国ツアーでもコーラスを担当した
「ザ・サスペンダース」の3名が合流しました。

 フルメンバーの一曲目は、ボサノバ調の「スロウダンス」。くるりの真骨頂とも
いえる美しいメロディーラインにのせられ、自然と体を動かしてしまいました。心地よい音楽とは
まさにこういうこと、と感じるくらいでした。そして、完全に雨も上がっていました。

 そして、その後は、ツアーでもおなじみの「Baby I Love You」「砂の星」「Jubilee」を
演奏。MCをはさんだ後の2曲も「スラブ」「ハヴェルカ」と基本的には、ツアーでもやった楽曲が
メインでした。

 とはいえ、二ヶ月以上のツアーをへたことによるコンビネーションのよさは段違い。「ハヴェルカ」に
いたっては、見ている方が笑ってしまうくらいのアレンジでした。


 そして、ラスト二曲目。外はほぼ暗闇に覆われた中で、珍しい曲の演奏がはじましました。
ツアーではなかなか演奏されない3rd Albumからのシングルカット曲、「リバー」です。
自然と客席からは手拍子が起きつつ、2001年の6月に日比谷野外音楽堂で行われた
「~TEAM PARTY 2001~&~TEAM PARTY 200,000,001~」のことを思い出しました。
始めていったくるりのライブでもあり、同じ雨模様だったことを思うと、不思議な気持ちになって
しまいました。

 そして、最後のMC。京都音楽博覧会を開くにあたっての協力者に対してのお礼を岸田さんが
述べていきます。近隣の人、京都市の人、スタッフの方々・・・。そして、その中で、意外な人の名前を
告げます。それは、岸田さんの父。

 梅小路公園を借りる折衝に協力してもらったということを告げたとき、少し恥ずかしそうに、でも、
しっかりとお礼を述べられていました。

 そして、最後の一曲が始まります。った。曲は、2ndアルバムの名曲、「宿はなし」。
偶然ですが、前述の「TEAM PARTY~」でも最後に演奏されていた(はずの)一曲です。
(当時はソウル・フラワー・ユニオンの中川さんか、奥野さんがゲストに来ていたはず)
この選曲の偶然にも感謝しつつ、ある思いが浮かびました。

 それは、勝手な思い込みかもしれないけれど、くるりの二人が「京都」という街にもつ万感の
思いです。うまくはいえせんが、京都という街を自分たちの「宿」にしていくんだというような
思いが感じられました。

 演奏後は、鳴り止まない拍手の中、メンバー一同で前に並び挨拶を。そして、二人は退場して
いきました。

 時間的な諸事情等もあったのでしょうか、アンコールは一切ありませんでしたが、(「東京」は
てっきりやるもんだと思いましたが)本当に充実したステージ、そしてフェスティバルでした。

 来年以降も開催したいといっていたので、ぜひ、参戦して、見続けたいと思います。

どうやら、くるりファンはやめられそうにないようです。

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