映画:アヒルと鴨のコインロッカー@新宿ガーデンシネマ
先日のエントリーにも書いたのですが、原作が面白かったので、新宿のガーデンシネマの初日に
あわせ、見に行ってきました。
ストーリーは、原作同様に引っ越してきた「主人公」の椎名が、仙台に引っ越してきてすぐに
河崎に「本屋を襲わないか」と持ちかけられるところから始まります。
そして、カットバック形式で現在と二年前の過去を交差させつつ、物語の肝となるある出来事を
きっかけに、途中から過去から現在につらなる一連の回想となり、最後に現在のシーンで終わる
ものです。
で、肝心の感想ですが、正直、原作を見ないと話がわからない内容だと思えた上、原作に比べて
ディテールがいまいちだなあというところが複数存在しました。
原作での河崎のもてかた、女遊びの仕方についてのディテールがあります。もちろん、言葉と映像と
では表現できること部分に差がありますが、映画だけ見た人は、河崎のキャラクターをつかめないん
じゃないかと純粋に思いました。
また、現在と過去の「通訳」となる麗子のキャラクター設定も同様でした。大塚寧々はキャスティング
的にはばっちりだと思うのですが、小説のクールなイメージとのギャップはぬぐえませんでした。
その他にも、原作に比べ、「なんか雑だなあ」という印象です。
(警官のいる前で人をひき殺して執行猶予はないだろう、とか、犯人を知っている第一発見者を
警察がほっておくことはないだろうと言うこと等・・・原作との距離感が微妙でした)
そもそも、原作の一番の見せ所である「あっ!」と言わせる場面が登場するのが、映画の
中盤程度となり、あとはエピソードをつづっていくだけなのも、がっかりさせられました。
映像にしくい部分でどうするんだろうというところは、正直、どうもできてなかった印象です。
もちろん300ページ以上ある小説を120分程度にまとめる時点でつらかったのでしょうが、
ちょっとがっかりさせられる内容でした。(もちろん、ボブ・ディランはすばらしいのですが)
その一方で、収穫も。
でも、琴美役の関めぐみ、相当かわいかったです。この子は今後いい映画に出演するだろうなあと
いう印象を受けました。(過去の出演作を調べたら、ハチミツとクローバーにも出てるのですね…)
今後、ちょっと期待と注目をしてみたいと思います。
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